仙台在住の税理士、伊藤です。
突然ですが、ハイキュー!! で好きなキャラクターは、音駒の孤爪研磨と井闥山の佐久早、そして烏野のツッキーこと月島蛍です。
ツッキーといえば、白鳥沢戦でバレーボールにハマったあの瞬間が、とても印象的でエモいですよね。
そんな私にも、税理士という仕事に「ハマった」と感じた瞬間が、確かにありました。
今日はその中から、特に印象に残っている出来事を3つご紹介します。
1. 塩対応の顧問先からお土産をもらったとき
新卒で入った会計事務所で担当した、町の家電屋さん。
最初は塩対応かつ毒舌で、正直かなり怖いお客さんでした。
それがなぜか、いつのまにか仲良くなっていて、仕事の話はもちろん、家族の話まで毎回長話するように。
あるとき雑談の中で「凍天(しみてん)」という郷土の揚げ菓子の話になり、へぇ〜と聞いていたら、次の訪問日にお土産で凍天を持たせてくれたんです。
事務所に持ち帰ると、「あの○○さんからお土産を…!?」と周りがざわついたのを覚えています。
もともと個人商店の空気が好きなので、店主や奥様と打ち解けられると「あぁ、この仕事楽しいな」と感じる瞬間です。
2. エクセルインポートで工数が劇的に減ったとき
当時は、エクセルの資料をひたすら手入力するのが当たり前でした。
そんなとき、先輩の目黒さん(ひとつ年上で今も飲みに行く友達みたいな人)から、退職する直前に「エクセルデータってインポートできるんだよ」と教えてもらってびっくり。
1時間かかっていた作業が10分で終わるようになり、感動しました。
その後転職してからも、この「工数削減」はずっと武器になっていますし、今はAIを使って効率化するのが本当に楽しいです。
3. 休みの日にギターを修理してもらったとき
これも新卒で入った事務所で担当した、電気回路の修理などをしている会社。
雑談の中で「ギターやってて、AカーブをBカーブに替えたいんですよね」と話したら(※Aカーブ・Bカーブ=音量やトーンの上がり方のカーブが違う可変抵抗器の特性)、
「今度持ってきなよ」と言ってくれました。
休みの日にギターを持参したら、配線をいじってくれたり、コンデンサーがどうのって教えてくれたりして、すごく親身に対応してくれました。
そのときは、会計事務所の伊藤じゃなく、ひとりの「ギター好きな伊藤」として接してもらえた感じがして、すごく嬉しかったのを覚えています。
こうして思い返すと、数字の仕事ではあるけれど、人との関わりの中で「楽しいな」と思える瞬間がたくさんありました。
それが、今もこの仕事を続けている理由のひとつかもしれません。