同じ「年収を増やしたい」でも、
会社員と自営業では、実は全然ちがう地図を見ていたりします。
会社員のルート:昇進とマネジメント
会社員が収入を増やすには、シンプルに言えば「出世」するのが一番早い。
役職が上がって、部下が増えて、売上を伸ばして…。
その“責任の大きさ”に応じて、年収もアップしていきます。
上に行けば行くほど、自分は現場を離れ、
マネジメントや全体の舵取りに集中する形になる。
これが、いわば“スケールする”働き方です。
自営業のルート:売上と経費のバランス
じゃあ、自営業者は?
売上を10倍にしても、経費が10倍になったら、利益は同じです。
売上1,000万円・経費100万円の人と、
売上1億円・経費9,100万円の人の「利益」は、どちらも900万円。
でも、労力やストレスは大違い。
やりとりの数、関係者の数、トラブルの頻度…。
「自分の身一つ」でやってる限り、規模を大きくすればするほど、
当然負荷も増えていきます。
数字だけでは測れない、“自分のための経営”
だからこそ、自営業には「どこを目指すか」を自分で決める力が求められます。
・売上を増やすのか
・利益を増やすのか
・時間の余白を増やすのか
・気の合う人との関係を深めるのか
正解はひとつじゃないけれど、
少なくとも「売上=正義」「増やす=前進」ではない、ということ。
「たくさん売って、部下も抱えて」…を、本当に望んでる?
会社員時代の感覚のまま、
「もっと大きく」「もっと売ろう」と思っていると、
いつの間にか、自分に合わない景色に立っていることもあります。
自営業は、自分の感覚が“最終決定権”。
だからこそ「どう稼ぎたいか」よりも、「どうありたいか」から考えても、いいのかもしれません。
おわりに
たくさん稼ぐことも、ゆったり働くことも、どっちも素晴らしい。
ただ、“規模=成功”という物差しは、
もしかすると、もう少し柔らかく持っていてもいいのかも。
生成指示:サラリーマンと自営業の収入の増やし方の違い
会社員の友達と収入のなんかの話になると、ちょっと認識が違ってアレと思うことがあります。それ自体は別に大したことではないのですが、自営業者の方で無暗に拡大を目指している方って、サラリーマン時代の収入の考えが抜けていないのかな、と思って書いてもらいました。正直、私もお金欲しいです。でも、稼ぎ方は考えないとダメだと思います。