わたしの修行時代:5社目(フルリモート税理士事務所)

税理士試験の合格を本気で目指すと決めて、
大学院の友人が働いていた税理士法人で、パート勤務をスタート。

その次に選んだのが、東京本社の税理士法人。
コロナ禍をきっかけに、フルリモート勤務を導入していた事務所でした。


自宅から一歩も出ずに働く日々

ここでは、顧客対応から社内打ち合わせまで、すべてがオンライン。
当時は、文字どおり一歩も家から出ずに仕事が完結していました。

正直それまで、
「この仕事、家でもできるんじゃない?」って思っていたけど、
実際にそういう働き方ができる環境に出会ったのは、初めて。

対面が当たり前だった顧客対応も、
この事務所では、テキストベースで申告まで完結する顧客もいたんです。
最初は衝撃でしたが、これが今の自分のスタイルの原点になっています。


「伝える力」と、勉強の余白

すべてのやりとりがテキストで完結するからこそ、
いかに文章で分かりやすく、丁寧に、過不足なく伝えるかが求められました。

ここで培った「伝える力」は、独立後の今にも直結しています。

そして、自宅で仕事をするということは、
移動も外出もない。
雑談はあるけれど、一人でいる時間が長いからこそ、スキマ時間に勉強ができる環境でもありました。

ノイズが少なく、集中しやすい。
そんな日々の中で、最後の試験科目に合格。


登録と、独立

この5社目には、約2年半在籍しました。
そして、税理士登録と同時に退職。独立へと踏み出しました。

アイキャッチ画像:今も使っている、カリタのドリッパー。コロナ禍とリモートワークで家にいる時間が増えたため、コーヒーにハマったのもこの時期でした。