突然ですが、ちゃんとマーケティングしてますか?
というのも、自営業をやっていると、ありがたいことに「紹介」で仕事が来ることってよくあります。紹介って信頼ベースなので、断りづらいし、つい受けてしまいがち。でも、実際に仕事が始まってみると、**「あれ、自分のやり方とちょっと合わないかも…」**なんて感じることもあったりします。
紹介はありがたい、でも…
紹介って本当にありがたいです。信頼の証でもありますし、営業せずにお仕事がくるなんて、正直とっても助かる。
でも裏を返せば、「どんな仕事か」「どんな人か」を自分で選ぶ余地がないということでもあります。結果として、自分のスタイルやリズムに合わない仕事を抱えてしまうことも。
ビジネスの基本はマーケティング
だからこそ、「ちゃんと自分のことを発信する」「自分がやりたいこと・得意なことを言語化する」ってすごく大事です。
マーケティングって聞くと、「SNSやらなきゃ」「広告費かけなきゃ」みたいに身構える人も多いんですが、もっとシンプルでいいと思うんです。
たとえば、
- どんなお客さんと仕事したいか
- どんなやり方ならストレスが少ないか
- どこまでのことなら責任を持てるか
こういうことを言葉にして、ちゃんと発信していくだけでも、自然と「合う人」と出会いやすくなります。
ペルソナを絞ると、仕事がラクになる
「うちは誰でもOKです!」ってスタンスも悪くはないんですが、**“誰でも”向けのサービスって、結局“誰にも響かない”**ことが多いです。
誰か一人の顔を思い浮かべて、
「この人に響くといいな」
っていう気持ちで発信してみる。
そうすると、似たような価値観を持った人たちが自然と集まってきます。
結果として、業務もルーチン化しやすくなるし、説明も短く済むし、何よりストレスが減る。これは結構大きなメリットです。
一度、立ち止まってみる
紹介だけで回っていると、「仕事は来てるから大丈夫」って思いがち。でも、そこで立ち止まって「自分が本当にやりたいこと」「続けやすいスタイル」について考える時間を取ると、経営ってもっと心地よくなります。
マーケティングって、“もっと売るため”というよりは、“自分に合った仕事と出会うため”の手段なんだと思います。
気づいたときに、ちょっとだけ立ち止まって、考えてみる。
それだけで、仕事との付き合い方が少しラクになるかもしれません。
税理士の話になりますが、集客の90%は紹介というデータを見たことがあります。世の中的にも、自営業の集客=紹介という認識なのではないでしょうか。もちろん、紹介は王道で最強だと思います。でも、盲信しすぎずに、一度立ち止まって考えることも大切だと思います。