ビジネスは“投資”じゃなくて、“自己表現”だと思う話

最近、ビジネスのことを「投資」のように語る場面をよく見かけます。
「伸びる分野に張るべき」「成長率が命」「数年後に売却できるモデルに」——

そういう考え方は、たしかに効率がいいし、戦略的です。
でも、自営業ってそこまで投資っぽくなくてもいいんじゃないかな、とずっと思っています。

手元にあるもので始める

自営業のスタートって、案外シンプルです。

・長年の経験で身についたスキルがある
・好きで続けてきたことが、自然と仕事になってきた
・人から求められて、気づいたらお金が発生していた

「いずれ回収するぞ」というよりは、
今あるものを出してみたら、意外と価値があった。
そんな流れの人が多い印象です。

誰かの役に立ちたい。それが動機。

もちろん、商売なのでお金は大事です。
でも、原動力は「儲けたい」よりも「誰かに喜んでほしい」という気持ちのほうが強かったりする。

・自分の好きなことを、ちゃんと形にしたい
・困っている人に、自分のスキルで応えたい
・“これが自分です”と、表現するように仕事をしたい

それってもう、“投資”というより自己表現だと思うんです。

売れるものじゃなくて、自分から出てくるもの

儲かりそうなネタを探して、
利益率の良さそうな商品を組み立てて、
広告を回して拡大する。
そういう動きも悪くないけど、
**「売れるからやる」より「自分がやりたいからやる」**が基本にあるのが、自営業の良さだと感じています。

ビジネスは、人生の一部

投資って、ある意味“他人のお金を回す話”だったりします。
でも自営業って、人生をどう使うかの話なんですよね。

・仕事=自分のスタイル
・商売=人との関係性
・売上=社会とのつながり

そんなふうに、自分の“好き”や“強み”をそのままビジネスにして、
誰かの助けになって、それが巡り巡って自分の暮らしを支えてくれる。
これってめちゃくちゃ豊かなことだと思います。

“ビジネスは投資”という言葉にピンと来ない人も、

“ビジネスは自己表現”と思えば、うまくいくかもしれません。

生成指示:投資と捉えない自営業
よくメディアで、事業を売却して云々というかたを見かけます。いわゆる、スタートアップというものも含まれるでしょうか。そういうものに憧れて自営業をはじめるかたも大勢いらっしゃるかと思いますが、良い悪いではなく、私の考える自営業のスタイルとはまた違った思想を持ってらっしゃるなという印象です。本当に、良い悪いではないです。素直に、すごいなと思います。