「いつかは会社を大きくして…」
そんな夢を持つのは、すばらしいことだと思います。
でも一方で、私のまわりには
「拡大しない」と決めて、
むしろその中で上手にやっている方もたくさんいます。
今日は、そんな“拡大しない経営”の話です。
拡大しない、という戦略
「拡大=正解」ではありません。
人を雇えば、やれることは増えますが、
人を育てる・管理する・責任を持つ、という仕事も増えます。
自分にとって「今ちょうどいい」がどこかを見極めて、
そこを守るのも、立派な経営判断です。
拡大しない分、工夫する
とはいえ「拡大しない=何もしない」ではありません。
規模が小さいからこそ、身軽で、柔軟な動きができます。
たとえば…
- 単価を少し見直してみる
- 無理のない範囲で高付加価値の仕事に振り切る
- 少数のリピーターと長く関係を築く
人を増やさずとも、売上や利益がじゅうぶんに安定している例もたくさんあります。
デザイン業のある事例
あるデザイナーの方は、ずっとおひとりで活動しています。
クライアントとのやり取りや制作もすべて一人。
時間には限りがあるけれど、その分、
- 見積もりを「時給ベース+専門性加算」でしっかり設計
- 単発案件よりも、継続的な関係に価値を見出す
- ちょっとしたことでも追加料金を提示する勇気
このあたりの“線引き”がとても上手です。
「ひとりでやってるから儲からない」ではなく、
「ひとりでやってるからこそ、ムダがない」という感じ。
成長と拡大は、違う話
「成長したい」気持ちは大事。
でもそれは、かならずしも「拡大」ではなくていいはずです。
仕組みを整えることも成長。
価格を見直すのも成長。
「やらないことを決める」のも立派な成長です。
まとめ
「拡大しない」は、後ろ向きな選択ではありません。
必要のないことを、無理にやらない。
余計なストレスやリスクを背負わない。
そうやって「ちょうどいい場所」に根を張っていく経営も、
これからの時代にフィットしていくんじゃないかと感じています。
「あるデザイナー」は、chatGPTが考えたフィクションです。でも、似たような方いらっしゃると思います。