負けから学ぶ。マイクラとポケモンと経営の話

こんにちは。仙台の税理士、伊藤です。

休みの日、我が家の子どもたちはよくマインクラフトで遊んでいます。

下の子もだいぶ操作に慣れてきたので、以前は私が横でサポートしていましたが、最近はほとんど放置しています。

今日も、子どもたちがマイクラをしているとき、私は汚れたカバンなどをオキシ漬けしていました。

すると突然、下の子が大号泣。

どうやらゾンビにやられてしまったようです。

その場はなんとか落ち着いたのですが、お風呂に入っているときに、こんな話をしました。

負けた方が強くなるんだよ

「負けた方が強くなるんだよ」

マイクラのエンダードラゴン討伐で日本記録を樹立したオンリーくんだって、100万回くらい負けているはず。

パパもポケモンで1万回くらい負けているけど、神ほど強いビエラは1,000万回くらい負けているはず(盛ったかも?)。

「パパよりビエラの方が神ほど強いでしょ?」

そんな話をしました。

ちなみに、この負け理論は、元ポケモン世界王者の草薙昨日選手の受け売りです。

ランクマッチで負けると、自分の構築やプレイングの問題点が見えてくる。つまり、負けることで世界優勝に近づいている、という考え方です。

もちろん、ただ負ければ良いわけではありません。

なぜ負けたのかを考え、次に活かすことが大切なのでしょう。

たくさん負けよう。

これは、私がポケモンから得た学びのひとつです。

他人の失敗からも学べる

さて、私が「拡大しない経営」を掲げているのも、この発想に近い気がしました。

私はこれまで、いくつかの税理士事務所で働いてきました。

その中で、たくさんの経営者と接し、たくさんの失敗も見てきました。

例えば、

  • 多額の借入をしたものの、売上がついてこず、しまいには従業員の給料も払えなくなった会社
  • 社長が無理な店舗拡大を進め、現場の負担が限界を超えて大量退職した会社
  • 従業員を軽視した結果、全国ニュースになるほどの問題が起き、組織が崩壊した会社
  • 従業員による横領で、大きな損害を受けた会社
  • 妙なコンサルタントに入れ込んだ結果、経営が崩壊してしまった会社

などなど。

もちろん、うまくいっている経営者もたくさん見てきました。

ただ、私にとっては、失敗した事例から学んだことも相当多かった気がします。

いわば、失敗の疑似体験です。

自分が同じ経験をしなくても、「こういうことをすると、こうなるのか」と学ぶことができます。

私が事業を大きくすることに慎重なのも、こうした経験が影響しているのでしょう。

本気とか覚悟とか

そう考えると、経営者系インフルエンサーが語る「本気」や「覚悟」といった言葉に、私が妙に腹を立てる理由も、なんとなく分かる気がします。

本気で頑張っていたのに、うまくいかなかった人もたくさん見てきましたから。

そんな簡単な話じゃないんだよ、と。

銀行から融資を受ければ良いってもんじゃないですし、資金調達ができたからといって、それ自体が成功なわけでもありません。

結局、きちんと利益が残らなければ意味がないんですよね。

もちろん、本気も覚悟も大切なのでしょうが、それだけでどうにかなるなら苦労しません。

それっぽい言葉で煽られて、無理な挑戦をしてしまう人がいたら、なんだか気の毒です。そう、気の毒なんです。

成功した人の話は目立ちますが、失敗した人の話には、同じくらい、いやそれ以上の価値があると思うんですよね。

負けから学ぶことは多い

ポケモンで負けたら、なぜ負けたのかを考える。

マイクラでゾンビにやられたら、次はどうすればやられないかを考える。

仕事も、案外同じなのかもしれません。

もっとも、経営の場合は自分で全部失敗していたら大変なので、他人の失敗から学べるなら、それに越したことはありません。

そう考えると、税理士事務所で見てきた数々の失敗も、私にとっては貴重な経験だったのでしょう。

敗北や失敗から学ぶことは多いです。

ということで、上の子が負けるからと将棋をしてくれなくなって久しいので、そろそろ相手してほしいです。

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伊藤 功明(税理士)
仙台を拠点に、個人事業主や小さな法人の税務をサポートしています。
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