こんにちは。仙台の税理士、伊藤です。
下の子が年中になってから、急に“アカデミックな質問”が増えてきました。
「石ってどうやってできるの?」
「お風呂の中で拍手すると、なんで音しないの?」
「数字って終わるの?」
なかなか骨太です。
たぶん幼稚園の先生が本を読んでくれていたり、日々いろんな刺激があるんだろうなと思います。
子どもの世界って、急に広がりますね。
答えが分からない質問は、むしろ良い質問
「数字って終わるの?」
これは少し考えました。
感覚的には、数字は終わらない気がします。
無限という概念もありますし。
ただ、正直に言うと、私も厳密には分かりません。
なので、
「たぶん終わらないと思う。でも、そういう“本当にそうなの?”を調べている人たちがいるんだよ」
と答えました。
この“本当にそうなの?を分からないから調べる”って、かなり大事な姿勢だと思っています。
仮説があると、人は前に進みやすい
昔、大学院で研究をしていたときに教わったのが、仮説の大切さでした。
最初から正解が分かっている人なんて、ほぼいません。
でも、
「たぶんこうじゃないか」
「この方向ならうまくいくんじゃないか」
という仮説があると、次の一歩が決まります。
これは仕事でも同じです。
最近増えた、“AIで一度調べてからの質問”
ここから本題です。
最近、ご質問やご相談で、
「これ、AIに一度聞いてから聞いてくださったんだろうな」
と感じるケースが増えました。
文章の雰囲気で、なんとなく分かります。
私もヘビーユーザーなので。笑
これ、個人的には比較的良い流れだと思っています。
AIワンクッションがあると、理解しやすいこともある?
税金や会計って、0から理解しようとするとけっこう大変です。
言葉も独特ですし、制度もややこしい。
しかも、人によって知りたい深さも違います。
こちらの回答の詳細レベルが0〜10あるとして、普段は相手や内容に合わせて4〜7くらいを探っています。
でも、AIで事前にざっくり整理されていると、
「この部分だけ補足すれば伝わるな」
「ここは認識ズレてるから直そう」
と、話が早いこともあります。
いきなり10の長文説明をしても、たぶん重いですし。
短ければ正義、でもないんですよね。
3がちょうどいい人もいれば、8まで知りたい人もいます。
断片知識より、仮説を持って来てもらえるほうが良い?
変にYouTubeやXで断片的な情報だけ拾って、不安だけ大きくなるケースもあります。
それより、
「AIではこう言ってたけど、実際どうですか?」
「自分の場合も同じですか?」
と仮説を持って来ていただけるほうが、ずっと建設的かもしれません。
子どもの「数字って終わるの?」も、
大人の「この経費っていけますか?」も、わりと本質は近いのかもしれません。
まず問いを持つこと。
そこから一緒に精度を上げていくこと。
それが、今っぽい学び方なのかもしれません。
(と、今は思ってますがカオスなご相談が増えてきたら考えを改めるかもしれません…)
とはいえ、AIの過信は禁物です
ここまでAIを前向きに書きましたが、万能ではありません。
私自身もよく使いますが、AIはしれっと間違ったことを言うときがあります。
しかも、それっぽく自然に答えるので、少し厄介です。
AI上でさらにファクトチェックしても、十分とは言い切れません。
同じような情報を別の言い方で返してくるだけ、ということもあります。
特に税金・会計・法律まわりは、前提条件で答えが変わる世界です。
一般論では合っていても、その人のケースではズレることも普通にあります。
なので、
「AIで整理する」
「最後は専門家に確認する」
この使い分けがいちばん現実的だと思います。
(と、今は思ってますがカオスなご相談が増えてきたら考えを改めるかもしれません…)
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伊藤 功明(税理士)
仙台を拠点に、個人事業主や小さな法人の税務をサポートしています。
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