税理士のLINEが長くなりがちな理由

こんにちは。仙台の税理士、伊藤です。

最近、SNSを見ていると、経営者(?)同士が言い合いをしている場面をよく見かけます。

「インターネットは俺たちオタクの場所じゃなかったのか……。」

と思いながら眺めています。泣。

で、そういう投稿って、攻撃する文章も、反論する文章も、なぜかものすごく長い。

「長いなぁ」と思いながらスクロールしています。

……なんて思っていたのですが、先日、自分も人のことを言えないなと思う出来事がありました。

業務処理簿を作っていて気付いたこと

税理士には「業務処理簿」という記録を作る義務があります。

お客様からどんなご相談をいただき、どのように対応したかを記録しておくものです。

最近、その作業のために過去のLINEを見返していたところ、改めて思いました。

……自分のLINE、長いな。

最近は140字の投稿やショート動画など、「短く伝える」ことが求められる時代です。

私も、できるだけ短く、分かりやすく伝えようとはしています。

余計なことも、なるべく削っています。

それでも、どうしても長くなってしまうことがあります。

「できますか?」だけでは答えられません

例えば、

「法人成りできますか?」

というご相談。

「できます。」

「できません。」

だけ答えてほしい、という方もいらっしゃるかもしれません。
(「できないものを、どうすればできるようになりますか?」というご相談もあります。こういうとき、私の中でそっとシャッターが降ります。)

でも、税理士としてはそう簡単には答えられません。

利益はどのくらいあるのか。
今後も利益が続きそうなのか。
社会保険はどう考えるのか。
取引先との関係は。

同じ「法人成り」でも、前提が違えば答えも変わります。

なので、私の返事は、

「こういう考え方なら法人成りがおすすめです。」

「一方で、こういう理由なら個人事業のままでもいいと思います。」

という説明になります。

その上で、

「ちなみに、私だったらこうします。」

という考えをお伝えすることはあります。

でも、「できます」「できません」だけで終わる話ではないと思っています。

LINEも長くなります

税務は、前提条件が少し違うだけで答えが変わることが珍しくありません。

なので、結論だけを書くと、かえって誤解を招いてしまうことがあります。

もちろん、極力簡潔に伝えることは意識しています。

余計な部分は削っていますし、読みやすいように改行もしています。

それでも、「なぜそうなるのか」まで説明しようとすると、LINEで「続きはこちら」と表示されることも珍しくありません。泣。

このスタイルが合わない方もいると思います

「結論だけ知りたい。」

「できるか、できないかだけ教えてほしい。」

「できないものを、できるにはどうすればいいか教えてほしい。」

そう思われる方もいらっしゃると思います。

その考え方もよく分かります。

ただ、私は前提を確認せずに断言するほうが怖いです。

もし、「結論だけをテンポよく教えてほしい」というスタイルを求められるのであれば、もしかすると私とは少し相性が合わないかもしれません。

関与先の皆さまがこのブログを読んでくださっているかは分かりませんが、

「だからLINEが長いのか。」

と思っていただけたらうれしいです。(いつもスミマセン)

これからも、できるだけ簡潔に、それでも必要なことは省略しすぎないようにお伝えしていきます。


伊藤 功明(税理士)
仙台を拠点に、個人事業主や小さな法人の税務をサポートしています。
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