こんにちは。仙台在住の税理士、伊藤です。
今日は「税理士に確定申告を頼むことの“付加価値”」について考えてみたいと思います。
そもそも「付加価値」とは?
まず、付加価値の定義を確認しておきましょう。
付加価値(ふかかち)とは
商品やサービスに元々備わっている基本的な価値に対して、さらに加わる魅力や意味のこと。
たとえば、料理において味はもちろんのこと、盛り付けや接客などが付加価値とされることもある。
つまり、「他と違う」「自分にとって意味がある」と感じられるポイントが、“付加価値”と呼ばれるものです。
難しく考える必要はなく、シンプルに「それがあると嬉しい」と思える要素と捉えるとわかりやすいです。
思い出のTシャツと付加価値の話
最近読んだ『このオムライスに、付加価値をつけてください』(柿内尚文 著)という本に、印象的なエピソードがありました。
ある著者の方が、中学生の頃に祖母に買ってもらったTシャツを、40年近くも手放せずにいたという話です。
それはブランド品でもなければ、特別な素材のものでもありません。
でも、そのTシャツには「自分が初めて“おしゃれ”に目覚めた瞬間のときめき」と「それを祖母が買ってくれた嬉しさ」が詰まっていた。
つまり、Tシャツに宿っていたのは「思い出」という名の“付加価値”。
モノそのものよりも、そこに紐づいた体験が価値になっていたというお話でした。
税理士に確定申告を頼むことの「付加価値」
この話は、税理士に依頼することにも当てはまると思います。
たとえば…
- 節税アドバイスが受けられる
- 融資や資金調達のサポートがある
- 専門的な経営アドバイスがもらえる
こういった“わかりやすいメリット”ももちろん価値ですが、
それだけが付加価値ではありません。
作業の丸投げ=大きな安心感
むしろ「確定申告を丸ごと任せて、頭がすっきりした」とか
「ずっと不安だった処理が片付いて、ホッとした」とか、
そんな“気持ちの軽さ”も、大きな付加価値のひとつです。
- 本業に集中できるようになった
- 夜中に検索して悩む時間が減った
- ひとりで抱えていた不安を、安心に変えてくれた
こういった価値は、帳簿や書類の表には出ませんが、
実際にはとても意味のあるものだと思います。
おわりに
“価値”は、機能や価格だけで決まるものではありません。
「これがあってよかった」「頼んでよかった」と思えるかどうか。
その気持ちこそが、本当の“付加価値”ではないでしょうか。
税理士としても、「ただの申告代行」ではなく、
頼んでよかったと思ってもらえる関わり方を、これからも心がけていきたいと思っています。