こんにちは。仙台在住の税理士、伊藤です。
今回は『教養としてのハイブランド』(とあるショップのてんちょう 著)を読んで感じたことを、ゆるっと書いてみたいと思います。
ハイブランドは「教養」なのか?
本書のタイトルにある「教養としてのハイブランド」という言葉。
最初は「ハイブランドと教養ってどう関係あるの?」と思ったのですが、読んでみると納得。
この本では、ルイ・ヴィトン、エルメス、シャネルなどの“ただの高級ブランド”としてではなく、
背景にある哲学や時代性、デザイナーの思想までを含めて、「ハイブランドを読み解く力」=教養としています。
ブランドが持つ文脈や思想を知った上で身につけると、その服やバッグの見え方も、ずいぶん違ってくる。
そういう意味で、ハイブランドをただの「高いモノ」としてではなく、「意味のあるモノ」として捉える視点はすごく面白かったです。
ユニクロで充分なときもある。でも…
たとえば、シャツ一枚にしても、「ユニクロでいいな」と思うことはよくあります。
実際、最近のユニクロは型もきれいで、ブルックスやセロ、コムデギャルソンシャツといった定番ブランドに近い雰囲気のものも増えました。
でも、それでも「やっぱりブルックスのシャツが着たい」と思うことがあります。
なぜかというと、スタンダードなものほど、“オリジン”に意味があると思っているからです。
「定番」だからこそ、オリジンに敬意を払いたい
シャツの定番であるボタンダウンシャツ。
それを最初に世に広めたのは、ブルックス ブラザーズだと言われています。
同じようなデザインでも、「最初に考えた人」「最初に作ったブランド」には、やっぱり敬意を払いたくなる。
そして、そのブランドを選ぶことは、ただの買い物ではなく、“自分の価値観の表明”のような気がしています。
「人」や「関係性」にお金を払うこともある
ブランドだけでなく、ショップにお金を払いたいと思うこともあります。
たとえば、セレクトショップの店主のセンスや世界観が好きだったり、
接客の雰囲気が心地よかったり、何度か通ううちに会話が生まれたり。
「この人から買いたい」「このお店が好きだから買う」
そういう気持ちで財布を開くことも多いです。
結局、「お金を使う」って、推し活だなと思う
結局、何が言いたいかというと──
お金を使うって、“推し活”だな、ということです。
・このブランドを推す
・この店主を推す
・この思想を推す
そんな気持ちで、お金を払っている気がします。
買い物は、ただの消費行動じゃなくて、
「自分が何を大事にしているか」を表現するひとつの手段なのかもしれません。
おわりに
『教養としてのハイブランド』は、モノの背景にあるストーリーや思想に光をあててくれる本でした。
身につけるもの、買うものに対して、ちょっとだけ深く考えてみたくなる。
そんなきっかけをくれる一冊です。
興味がある方はぜひ手にとってみてください。