「やさしいマーケティング」に、やりたいことが全部書いてあった

こんにちは。仙台の税理士、伊藤です。

少し前に、ある営業職の方と話していて、こんな場面がありました。

「最近マーケティングに興味があってさ」
「やっぱり、どうアピールするかって大事だよね」
「見せ方ひとつで売れ方変わるし」

マーケティングに興味があるという言葉に最初は共感したのですが、話を聞くうちに、なんだかモヤモヤしてきてしまって。

それは、その人の考える“マーケティング”が、「どうやって売るか」に寄っていたからです。
商品をどう魅力的に見せるか、どう言えば買ってもらえるか――そういう話が中心でした。

もちろん、それも立派なマーケティングだと思います。
でも、私がやりたいことは、ちょっと違う


「やさしいマーケティング」との出会い

そんなモヤモヤを抱えていたときに読んだのが、『やさしいマーケティング』(しろくま先生著)という本でした。

読みながら何度もうなずきました。

とくに「ニーズ=根っこの願い」という捉え方が、自分の考えとぴったり重なったんです。


コーヒーを買う人の“根っこの願い”

たとえば本の中で紹介されていた「コーヒーを買う理由」の話。

眠気覚ましやカフェイン補給という表向きの理由の奥に、
「ホッとしたい」「安心したい」「日常を整えたい」
といった“根っこの願い”があるかもしれない、と。

これを読んだとき、「あ、税理士の仕事もまさにこれだ」と思いました。


確定申告の根っこの願いって、なんだろう?

たとえば確定申告。

・税金が安くなる
・ミスなく提出できる
・手間が減る

こういった“表のニーズ”もたしかにあります。
でも、私が日々お客さんと接して感じるのは、もっと深いところにある「願い」です。

それは、
「わからないことを、自分の代わりに考えてくれる存在がほしい」
「ちゃんとやっているという安心感がほしい」
そんな“根っこの願い”。


私の考えるマーケティング

私の考えるマーケティングは、この「根っこの願い」に気づくこと。
そして、それをどうやって届けるかを考えること。

・どんな言葉なら、届くか?
・どんな形なら、自然に受け取ってもらえるか?
・どんな流れにすれば、構えずに関われるか?

「どう売るか」ではなく「どう届くか」。
そこを考えるのが、私にとってのマーケティングです。


モヤモヤの正体が、やっと言葉になった

営業マンとの会話で感じた違和感の正体。
自分の中にあったマーケティングへの思い。
それらがこの本のおかげで、ようやくハッキリしました。

“売る”ためのスキルではなく、“願いをくみ取る”ための姿勢。
それが、自分が目指したいマーケティングのかたちです。