こんにちは。仙台の税理士、伊藤です。
「経験だから挑戦してみよう」「とにかくやってみよう」。
よくあるフレーズですが、独立して仕事をしている人にとっては要注意です。
勤務時代(修行時代)なら場数を踏む意味がある。でも、独立したら事情はまったく違います。
独立後は効率がすべて
自営業は「効率的に稼ぐこと」が第一です。
「経験だから」と自分に言い聞かせて非効率な仕事を続けるのは、ただの自己満足。
数字も減るし、体力も減る。そんな働き方では長続きしません。
経験を積むこと自体は悪くない。でも、それは余裕があるときだけで十分です。
考えない仕組みをつくる
よく「専門職は考えることに価値がある」と言われますが、私はそう思いません。
趣味なら考える過程を楽しめばいい。
でも仕事は「考えなくても済む仕組み」を作る方が圧倒的に強いんです。
たとえば1万円の仕事。
8時間かけてやるのと、30分で終わらせるのとでは大違いです。
8時間かかっても、次から30分で済むようになるなら投資といえます。
でも、そんなふうに時間がかかってる仕事ばかりなら、そもそも受け方を見直した方がいい。
「経験ガチャ」はたまにで十分
もちろん、まったく経験を切り捨てろと言うつもりはありません。
余裕があるときに「経験だから」と思って新しい仕事に挑戦するのはいいと思います。
でもそれを毎回やっていたら、消耗戦になるだけ。たまに“ガチャを回す”くらいがちょうどいいんです。
まとめ
修行時代は「経験だから」でOK。
でも独立したら「効率第一」「考えない仕組み化」が鉄則です。
「経験だから」という自己満足に逃げるのではなく、
自分の事業に本当に必要かどうかで選び取る。
その方が、仕事も生活も長く続けられると私は思います。