「小さなガチャ」で広がる世界 ― 自営業でも安全に失敗する方法

こんにちは。仙台の税理士、伊藤です。

この記事は、前回の「自営業でも『安全に失敗』する方法」をもう少し掘り下げた内容です。


具体例を交えながら、“小さなガチャ”の回し方を紹介します。


人に会うというガチャ

セミナーや経営者グループ、勉強会に参加してみるのは、もっとも手軽で安全なガチャです。
物腰柔らかくノリが合う人に出会えることもあれば、逆に目が血走って営業成績を語る人など、「あ、この人は合わないな」というケースもあります。

この見極めは、以前書いた「うさん臭い奴センサー」の記事にも通じます。


人柄や価値観の相性は、契約書や経歴書では分からず、実際に会ったときの空気感で判断するしかありません。

失うのは時間と少しのお金だけですが、その代わりに多様な価値観や仕事観に触れることができます。
ただし、「合わない」と感じたらスパッとやめることも肝心です。


小規模な試作・発信というガチャ

新しいアイデアや商品は、いきなり本格的に始めず、小さく試すのが安全です。
ココナラなどのスキル販売サイトで試すのも良いですが、「お金をもらう」というのは大きな責任が伴います。
まずは身近な人に体験してもらい、反応を確かめるのが現実的です。

私の関与先の居酒屋さんでは、お店で常連さんの趣味や好きなことを体験・発信してもらう場を設けています。
朗読会や一日限定の居酒屋、さらには「ラーメン屋を一日やってみたい…かも」という人の話も耳にします。
世の中、本当にいろんな人がいて、発想の幅も広いと感じます。

コワーキングスペースなどでそういった場所を提供していることもあるので、まずは情報収集してみると良いかと考えます。


ググっても分からないのが「相性」

ネットで調べれば、料金や機能、サービス内容は比較できます。
でも、「合う・合わない」という感覚は、検索や口コミだけでは絶対に分かりません。

たとえば、同じ分野の専門家や講師でも——

  • 話し方が落ち着いていて聞き上手な人
  • 気さくで冗談を交えながら話す人
  • テンポよく結論から話す人
  • 言葉数は少ないけれど誠実さがにじみ出る人

どれが心地いいかは、自分の価値観や性格によってまったく違います。
そして、その「人間的な相性」は、ググっても口コミを見ても分からないものです。
だからこそ、実際に会って話し、“安全な失敗”を重ねながら、自分にとっての正解を見つけることが大切です。


まとめ:小さなガチャを何度も回す

人に会う、小規模な試作・発信、そして相性の確認。
これらは外れを引いてもダメージが小さく、経験値だけは確実に残ります。

異質に触れれば触れるほど、自分に合う相手ややり方がはっきりしてきます。
外れの経験も、次の当たりを引くための布石です。

世の中、本当にいろんな人がいます。
そして税理士探しもガチャのようなもの。気になったら、とりあえず問い合わせして会ってみるのもありです。

小さなガチャを何度も回して、自分だけの勝ちパターンを見つけていきましょう。